皆さん、こんにちは。imaテスターの石毛です。
ブログを書くのも久しぶりですが、釣りに怠けていたわけではありません!
お店の方も忙しく今年初めての真鯛釣行です。
いいかげん真鯛釣りしないと、篠塚かちょー様からima本社への呼び出しがありそうなので、
関東近郊の船宿の釣果を調査。
釣れているとの情報を得たのは茨城県日立久慈港。
大鯛・中鯛を含め、数も申し分ない様です♪
錆に錆びた腕に活を入れる為、今回は単独釣行を決行しました。
今回、お邪魔したのは茨城県日立久慈港「日正丸」さん。初の船宿さんです。
女性スタッフが船上でお茶のサービスなどしてくれる親切な船宿さんです。
パラアンカー入れも女性スタッフがやりますよ♪
向かったのは日立沖50mのポイント。潮は真潮が通っています。
例年よりも真潮が強く黒潮の分流が通っている為、
水温が高く真鯛の釣果がすこぶる良いのがわかります。
船長からの前情報だと、場所によってはボトムより3~5m上の水深に反応が出ているとのことでした。
釣り方は、大きなリフト&フォールや鋭いリアクションを入れるより、
捕食棚に丁寧に置くような釣りが良いとの話だったので、フォールの姿勢に拘った釣りを実践してきました。
ほとんどのアングラーは、キャストしてからテンヤをフォールさせる訳ですが、
着水後、水面にあるラインの量とテンヤに対してのライン角度によって、
潮流の抵抗を受け易くなりフォールスピードが遅くなります。
そんな状況時に私が使う方法が「縦のテンヤの差し込み」です。
縦のテンヤの差し込みは、垂直フォールさせたい場合とフォールスピードを上げたいときに多用します。
※強風時は糸ふけがとられ過ぎてNG
簡単に言うと、着水から沈んでいくテンヤとラインの角度を90度に沈めていく方法です。
例を挙げますが、
マイナス潮(立ち位置に対して足下へ食い込む潮)の場合、
テンヤの着水点より先に糸ふけを意図的に作る事により水中でのラインに掛かるテンションを抜きます。
プラス潮(立ち位置に対して先に払い出す潮)の場合、
キャストせず足下から多めのラインスラッグを出し、送り込むイメージではなく沈めるイメージです。
そもそもひとつテンヤには極細と言われるPEラインを使うわけですが、
何の為にこの様なラインが使用されているのか考えて頂きたいです。
それは水中抵抗による棚ボケ防止や、テンヤのナチュラルなアクションの弊害にならないようにタックルバランスが組まれているわけです。
決してテンションフォールがNGと言っているわけでは無いですが、
どのような状況下でもラインに掛かる水中抵抗があることによってテンションフォールになってしまいます。
しかし、いかにテンションを0に近づけるかを突き詰めていくと、
水中でのPEラインやリーダーに掛かるテンションを抜く為には上記で述べている「縦のテンヤの差し込み」を実践することにより、
ボールゾーンを早く通過させ、ストライクゾーンで真鯛にエサを食わせる事が出来るのです。
ストライクゾーンに入ってからは、遊動だから演出できるエサのナチュラルな動きで釣りを展開します。
この釣り方で当日の船中最大魚2.6Kgを筆頭に真鯛総数15枚(300g以下全てリリース。リリース含まず)の釣果となりました。
皆さんも状況に応じて「縦のテンヤの差し込み」を意識して実践してみてください。
<タックルデータ>
ロッド:遊動テンヤ専用プロトロッド2.5m
リール:レバーブレーキ付きスピニングリール3000番
ライン:サンライン PEジガーULT8本組 0.6-300m +サンライン
パワーストリーム2.25号
テンヤ:レンジセッター(オリジナル)10号 メタルグリーン ※大鯛フックに変更
imaテスター 石毛卓