攻略と表現-潮をつかむ

こんにちは。imaテスター石毛です。

さて、いきなりですが、ひとつテンヤの動作の中で、
ジャーク・フォール・ステイと大きく分けて3つの動作があるのはご存じですよね!?

そして、この3つの動作に大きく関わってくるのが潮流です。
この潮流はアングラーに対してマイナス要素とされることが多いようですね。

今回はこの潮流とフォールについて掘り下げて持論を書かせて頂きます。
潮流に対してよくあるアングラーの声として、
・潮が流れない
・潮が早い
・2枚潮
などなど・・・。

釣り難そうなマイナスイメージで使われがちですが、
この潮をどうにかプラス要素として自分の味方につけられないものか!?
と試行錯誤していくと一つの答えにたどり着きました。

私はフォールバイトを取るときに、テンヤの重さやテンションを掛けただけの
テンションフォールでバイトを取ることはしません。

動作やアイテム選択において「バイトゾーンの中の潮の抵抗によるテンヤの差し込み方」を塾考しています。
この差し込み方を物性(比重等)の違いで使い分け、ひとつテンヤの真鯛ゲームを攻略・表現しています。

 

茨城県鹿島港植田丸さんでの釣行時の事です。

水深30m前後、潮流0.6ノットと釣りやすいポイントでの攻略事例をご紹介します。

最初はレンジセッター8号でスタートしましたが、強制的に底立を取るとベラの猛攻にあいました。
そこで、NF4号(ナチュラルフォール)に即チェンジ。

真鯛からバイトはたくさん出るものの、今度はすっぽ抜けのバラシが頻繁に起こってしまいました。

それならばと、テンヤの重さをしっかりロッドティップに乗せ、
テンヤに対して潮の抵抗を抜く為に5号にチェンジしてみました。
そして、バイトゾーンにテンヤが入ってからのフォール時間・潮をつかんでからの
姿勢や抵抗をロッドで補正しながらアプローチしてみました。

すると、これが功を奏し、大鯛1枚・中鯛2枚・1kg未満多数と満足のいく釣果を得る事が出来ました!

 

無作為に軽いテンヤを使えばよい!?重いテンヤを使えばよい!?
それだけではなく、水深・潮流・真鯛の捕食行動などに対して、
どのように対応させていくのかがテンヤ真鯛ゲームの楽しさであり奥深い点ではないかと考えています。
皆さんも色々試して自分なりの釣り方を見つけてみては如何でしょうか?

 

imaテスター 石毛卓