こんにちは!テスターの石毛です!
8月に入り台風の影響など雨が多く思うように釣行予定が立てられなく、
モヤモヤとした気分が続いていたのは私だけではないはず!?
そんな気持ちを晴らすべく、釣りに行ってきましたよ!!
そうホームグラウンドの千葉県飯岡沖へ。
今回乗船したのは、いつもお世話になっている梅花丸さん。
飯岡沖の一つテンヤに精力的に取り組んでいる船宿さんです。
当日は真鯛・ヒラメとお客様で大賑わい、一つテンヤ船は15号船へ乗り込みいざポイントへ・・・。
ポイントの水深は20~25m。
そして砂地に3~5mほど立ち上がる大型漁礁が点在しています。
いかにも大鯛チャレンジに相応しいポイントです。
今回の大鯛チャレンジに使用したタックル
[ロッド] オリジナル2.5m 一つテンヤカスタム
[リール] レバーブレーキ付3000番スピニングリール
[メインライン] サンライン PEジガーULT8本 0.6号-300m
[リーダー] サンライン パワーストリーム 2.25~2.75号
[テンヤ] アムズデザイン レンジセッター 5~8号(オリジナル)
[テンヤ] アムズデザイン レンジセッターNF 6号 (NF=ナチュラルフォール)
今回は、キャスト&フォールのみでいかに大鯛を仕留められるかが自分の御題でした。
フォールと言えばテンションフォール・カーブフォールと様々なやり方がありますが、
捕食棚に入れてからのカーブフォールと、強制的な(ヘッドの重さ)底立ちを取らない
棚ずらしからのナチュラルフォールだけで挑みました。
私の中で、フォール重視の時に一番気にしている点は、レンジセッター(オリジナル)とNFの水中抵抗の違い。
※オリジナルとNFは同号数の設定はありません。
パラシュートアンカー流しやエンジン流しなど、船長の判断の中で船を効率的に流して行く訳ですが、
船の流し方・釣り座によって使用するテンヤに掛かる水流抵抗は大きく変わります。
イメージして見て下さい。
サイズと重量が全く同じ2つのテンヤを垂直に落とすと同じように落ちますが、
1つを垂直、もう1つを水流に噛ませ同じ高さから(スイミングさせながら)落とすと
フォール姿勢・スピードに変化が出ます。
何故って!?PEライン・リーダーの抵抗がフォール姿勢に影響が出るためです。
勿論、使用するラインの太さが違えばもっと大きくテンヤのフォールスピードに変化は出ます。
テンヤに大きく作用するその他の抵抗(釣り座・風・波高・船の流し方・・・)がありますが、
これを全て無にすることは出来ません。
ですが、これを味方に付けることは出来ます。
現場で一番良いものをセレクトすることが大鯛を釣る為に必須になります。
それを簡単にしてくれるのが、レンジセッターであり心臓部のクイックセッター機構です。
じゃあ当日はどうやって釣ったの!?かって
朝の内は風が穏やかだったためNF6号をセレクト。
カラーは少々濁りが入っていた為、[玉彩]カラーからスタートしました。
水深20~25m程なので20m程キャストし、テンヤが着水した時点でラインを5~10m分、
引き出し船の動きに対してカーブフォール気味に着底までのフォールバイトだけを取りました。
後半、風が強くなってきてからはオリジナル8号[魁ブルー]を使用しました。
ここで石毛の奥の手をチョット紹介!!
ボトム漁礁の高さが5mほどあるポイントで、引き出したラインに水中抵抗が掛かった時に
波・潮流で動く船に合わせてテンションを加えたり抜いたりします。
(イメージとしてはカーブフォールにスライドアクションを加える感覚で良いかと・・・。)
点で攻めるより線で攻める方が効率的で、
より面で攻めることがより効率的で効果的だと経験上導き出しました。
その釣り方を実践して出した結果がこれです!
是非ともフォールに対するスピード・姿勢に拘ってみることにより沢山の違いを見出して下さい。
一つテンヤ釣法はまだまだ無限大の引き出しがあります。
imaテスター 石毛卓